「システムナビゲーション」は、「直前に開いていた画面に戻る」「どの画面からでもすぐにホーム画面に戻る」「最近使ったアプリの一覧を表示してアプリを切り替える」といったAndroidスマートフォンを操作する上で最も基本的な機能を司っています。
「システムナビゲーション」機能には、「ジェスチャー」と「ボタン」の2つの選択肢があります。
ここでは。「ボタン」について、そのおすすめ設定を含めて解説します。
※「ジェスチャー」編はこちらをご覧ください。
目次
1.「ボタン」ナビゲーションを選択する
【設定】 > 【ホーム画面】 > 【システムナビゲーション】から「ボタン」を選択します。

「◁」(戻る)ボタンをタップする
・ウェブサイトで前のページに戻ります。
・アプリ内で前の画面に戻ります。
・キーボードを非表示にします。
「〇」(ホーム)ボタンをタップする
・アプリの使用中、すぐにホーム画面に戻ります。
・ホーム画面を開いているときは、「ホーム」に戻ります。
「▢」(タスク)ボタンをタップする
・現在起動しているアプリをカードのように一覧で表示(最近のタスク画面)できます。
・左右にスワイプして目的のアプリを探して、アプリの切り替えができます。
2.ボタンの設定
「◁」と「▢」を入れ替える
端末を片手で操作するときに「戻る」ボタンの位置を使いやすいように、設定画面の「ミラーボタン」のトグルを左右にスライドすることで、左または右側にすることができます。

タップ操作をアプリごとに無効にして誤操作を防ぐ
「ナビゲーションボタンを自動的に無効にする」をタップして、アプリを選択することによって、そのアプリが開いているときにボタンをタップしても、その動作を実行しないようにして、誤作動を防ぐことができます。

設定項目 | 内容 |
---|---|
無効にするか確認 | アプリを起動すると、「タッチしてナビゲーションボタンを無効にする」と表示されるので、タップすると「無効」になります。 |
常に無効にする | 常に「無効」ですが、「▢ 〇 ◁」をタップして、「もう一度タップして終了」と表示されるので、もう一度タップすると「無効」が解除されます。 |
無効にしない |
※無効化した場合は、ボタンをダブルタップすることで、本来の機能を利用できます。
3.ボタンを長押ししたときのカスタマイズ
ボタンを長押ししたときの動作をユーザーが設定することができます。これは「ボタン」ナビゲーションのメリットになります。
「◁」と「▢」を長押ししたときにできること

・カメラを起動・スクリーンショットを撮影・部分的なスクリーンショット・デジタルアシスタントを起動(Gemini)・現在のアプリを閉じる・ライトをオンにする・画面をオフにする
「〇」を長押ししたときにできること
「かこって検索」を起動できます。


4.「ボタン」選択の付加価値
1)片手操作モードにする
「〇」ボタンを左または右にスワイプすると、片手操作モードにすることができます。
片手操作モードを利用できるようにする
【設定】 > 【追加設定】 > 【片手操作モード】 > 「片手操作モード」を有効にします。

2)ユーザー補助機能ボタンを表示できる。
【設定】 > 【追加設定】 > 【ユーザー補助】 > 【ユーザー補助機能ボタン】 > 「場所」で、「ナビゲーションバー」を選択すると、ナビゲーションバーの右端に「ユーザー補助機能ボタン」を追加できます。

ユーザー補助機能ボタンをタップすると「アクセシビリティメニュー」を表示することができます。
